最近、ネット上で一人、リアルで一人、会津出身の方と知り合いました。
ネットで知り合った人は、そう言う話は一切した事がありませんが、話の内容がもろに会津の家訓そのもの。で、実際にも会津の人だったみたいです。先ず第一にネットでの対話に気になる事があったので、ちょっと意見を言ったのですが、低姿勢に受けてる様でありながら「女の話など聞けるかっ」て感じがしてしまったのです。「婦女子の言葉に耳を貸してはならない」と言う家訓があるんですよねぇ。話の内容自体も「ならぬものはならぬ」だし、真面目で実直な感じもするんですけど・・・。
もう一人の人はリアルで知っている人です。その人は会津人の良さ悪さを冷静に判断しています。結構トボケた面白い人ですが、やっぱり真面目ですね。冷静に判断してる分、それを誤魔化してるのか判りませんが、やたらテンションが高いです。会津についていろいろな話を聞かせてくれるので、とても楽しいです。
ネットの知合いについては、対話だけで会津人と判るとは考えてもみなかったので、かなりびっくりですが、その話をした共通の友人に、会津の家訓を教えたら笑ってました。土地の影響をもろ受けてるんですねぇ。まぁ私もだいぶ知識が増えて来たのかもしれないです。
ついでなので家訓を記載しておきます。(読み下し分)
会津藩家訓
一、大君の儀、一心大切に忠勤に励み、他国の例をもって自ら処るべからず。
若し二心を懐かば、すなわち、我が子孫にあらず 面々決して従うべからず。
一、武備はおこたるべからず。士を選ぶを本とすべし 上下の分を乱るべからず
一、兄をうやまい、弟を愛すべし
一、婦人女子の言 一切聞くべからず
一、主をおもんじ、法を畏るべし
一、家中は風儀をはげむべし
一、賄をおこない 媚を もとむべからず
一、面々 依怙贔屓すべからず
一、士をえらぶには便辟便侫(こびへつらって人の機嫌をとるもの
口先がうまくて誠意がない)の者をとるべからず
一、賞罰は 家老のほか これに参加すべからず
もし位を出ずる者あらば これを厳格にすべし。
一、近侍のものをして 人の善悪を 告げしむべからず。
一、政事は利害を持って道理をまぐるべからず。
評議は私意をはさみ人言を拒ぐべらず。
思うところを蔵せずもってこれを争うそうべし
はなはだ相争うといえども我意をかいすべからず
一、法を犯すものは ゆるすべからず
一、社倉は民のためにこれをおく永利のためのものなり
歳餓えればすなわち発出してこれを救うべしこれを他用すべからず
一、若し志をうしない 遊楽をこのみ 馳奢をいたし
土民をしてその所を失わしめば すなわち何の面目あって封印を戴き
土地を領せんや必ず上表蟄居すべし
右15件の旨 堅くこれを相守り以往もって同職の者に申し伝うべきものなり
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