ヒロアカ No.314 オトナの事情かぁ…
レディ・ナガン、やっぱりそう簡単には捕らえられませんでした。
もーオトナの事情で闇落ちしてしまったって感じで痛々しいですね。
ちょっと現実を交えたリアル考察をしたいと思います。話が逸れ気味ですけど許してね。゚(゚´人`゚)゚。
いろんな仕事して来て、好きなだけでは仕事に出来ない。むしろ仕事にする事で好きだった事が嫌いになってしまう事もあるって経験しましたけど、レディ・ナガンもそんな所でしょうか。
純粋にヒーローに憧れ、汚れた仕事を割り切ったつもりでも、子供から憧れられて無垢な目を向けられた時、自分の手の汚れを強く感じてしまってるシーンが悲しいです。
デクはデクで綺麗事だけでは済まない現実に、薄々気付いていて、だからこそ救わなきゃって思ってるって所でしょう。
私の好きなアニメに「Tiger & Bunny」ってありますが、それもプロヒーローがいて、方向性としてはヒロアカの「個性」が「NEXT」に当たり、世間から異端児扱いされていたその能力を、ヒーローとしてエンタメにする事で市民権を得る・・・ってな所は一緒です。
第3期が2022年に始まると告知されているので、そこから新展開があると思いますが、第2期迄では最も悪だったのは獅子身中の虫で、主人公・虎徹の相方であるバーナビーの育ての親であり、ヒーローをエンタメ化させた中心人物で、自身もNEXT。しかも結構強力な能力で、人の記憶を操作出来ると言う…。まさしくヴィランな個性です。心操くんの個性と似てますが、簡単に解除されないので心操くんよりタチ悪いです。
この話はまさしくアメコミな画風で、主人公が年長のヒーローってとこと、海外を意識して作ってる感じがする点以外は似てるなって思いました。
若干話が飛びますが、ヒーロー黎明期の話を聞く度に、私は二世代位前の事が浮かびます。
異能ではありませんが、日本人は島国で大正時代頃までははほぼ純血種でした。それが大正明治で海外からの人が増えて、外国から来た人物から見染められ結婚した女性との間に子供が産まれ初め(それ以外のパターンもあったと思います)、戦争後に更にハーフが増えました。でも今結構な年齢になっているハーフの方々の話を聞くと、たいていイジメや差別に遭っています。子供の頃は「人と違う」事がイジメのキッカケになり易く、オトナが戒めず一緒になって差別する事で正当化されてしまいます。最近はそんな事はなく、ハーフだからこその美形であったり、運動神経やリズム感等に優れていれば、それだけで絶賛されたりしますし、普通であればそれはそれで普通に扱われ、ハーフ=イジメとはなり難い社会になっています。
ヒロアカに観るヒーロー黎明期は、今起きている社会にも通じていて、漫画の世界の出来事だと看過するのは如何なものと思ってしまうのです。またタイバニもそうですが、異能をヒーローとする事で、社会に馴染ませる為に起こす絶対悪の歪みは、今の社会でもある事です。賭け事は法律に反しますが、公共で行われてる賭け事もあります。それは国が監視する事で秩序を守ろうとしてるものと思いますし、風俗もある程度は許可しなければ、性犯罪が増えかねません。その悪と善の微妙な線引きの上に成り立っている社会があると言う事です。
話を戻して、レディ・ナガンの話を観る限り、公安が「やり過ぎてる」と感じる部分は否めず、大人の事情とは言えなりたい自分とは、かけ離れてしまった事に対する反発は理解出来ます。
ただデクのしようとしている事も解りますが、これが最も正しさに近くて、最も難しく、貫くには相当な心身ともに強さが要る事も解ります。
暴力で解決しようとする相手に非暴力で訴えれば、それは死にも直結します。非暴力で訴え続けたガンジーは、それを貫いたが故に裏切り者扱いされ暗殺されてしまいました。これが現実でしょう。
せめてヒロアカの世界では、もう少し平和に終わって欲しいものです。
話を戻します。
レディ・ナガンの気持ちを即溶かす事は出来ないと思うので、最後に出て来た治崎絡みで話が進む事でしょう。どう展開するのか全く検討つきませんけどね。レディ・ナガンが治崎を連れて逃げるのか、置いて行くのか、デクがどちらかを連れて行くのか、いけないのか、両方とも捕らえられるのか…。
そろそろオールマイトやトップ3が登場しそうなので、最後の一発はやられないで済む様な気がします。ホークスとエンデヴァーは飛べるから二人の様子は把握できるでしょうし。
おおよそトップ3とオールマイトが登場して、レディ・ナガンがデクを捉え損なって一人で逃げるって所でしょうか。治崎は置いて行くと言うよりは、連れて行けなかったと言う感じかなぁ。話の展開として、ヒーロー側に来た方が面白そうだし…。
個人的な感想としては、私はどちらかと言うとホークスタイプ。自分が汚れても守りたいものは守りたい。
ホークスの様な才能がないから、一般的には相手にされなくなりますけど、守りたいものは守れます。ホドホドに。
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