夏目友人帳 コミック27巻

2021年9月28日

夏目友人帳は単行本派なので、27巻が出た今更な感想です。

今回収録されている話では一番好きなのがやっぱりチョビのエピソードです。
チョビは最初はやたら顔のデカいプライドの高いキャラだなと言う印象しかなかったのですが、にゃんこ先生とのやりとりを観ているうちに、面白いキャラだと思う様になり、いつの間にか好きなキャラになってました。

本当の姿は真っ白で綺麗な龍なのにはびっくりしましたが、あとがきで最初から決まっていた設定が、載せきれなかっただけだったそうで、だから「高貴」なのねと納得してしまいました。
普段は他の妖とは一線を画した様な物言いのチョビが、櫛が壊れて落ち込んでいる自分の為に、材料を探してくれた夏目と、夏目に同意して探してた皆と、しかもその探していた材料が、自分の落とした古い鱗だった事に心打たれ、大切にすると素直に感謝する姿が印象的でした。

双頭の妖の話はレイコが助けた妖の話で、これはレイコが何だかんだと妖を助けるエピソードの一つですが、このパターンは結構好きです。嫌いと言いつつ結局見捨てられないレイコの優しさを感じるので。

最後は妖のピヨピヨ達を田沼・西本・北村で助ける話でしたが、みんなで妖を助けるのはレアで、夢で終わるのは王道ですが、それでも綺麗な話で心温まります。

夏目友人帳は殺伐とした日常の中でも、ホッとさせてくれる瞬間があるので良いです。
九州や熊本には全く縁がなく、遊びに行くにしても相当に遠いので避けがちですが、夏目友人帳巡りはしてみたい気がします。とにかく遠いからなぁ…。行けるかなぁ…。

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