THE SIMS

2023年6月22日

その昔、私がHPを作るきっかけになったのが、Electronic Arts「THE SIMS」と言うゲームです。

「The SIMS」は日本では「Sim People」と言うネーミングで、デラックスと名付けられたセット版をコンビニで売ってたんですよね。安価だったとは言えコンビニでPCゲームを売ってるなんて、どんだけ人気あるゲームなんだよって感じですけど、育成系でコツコツやるゲームが好きだったので、値段の手頃さに惹かれて買ってやり始めました。

ちなみにこのゲームはもともとMAXISが発売した「Sim City」で有名なシム・シリーズの一つです。(MAXISは後にElectronic Artsと統合)
このシリーズは他にも「Sim Earth」「Sim Ant 」等を出していますが、いずれもいわゆる「箱庭ゲーム( ミニスケープ)」で、自分の小さな世界を作るものです。その中で根強く残ったのがこの「SIMS」で、今はこれしかないみたいですね。ってか今でも続いてるのかって感じです。
家を建て、そこにキャラを置いて、金持ちにしたり、恋愛して家庭を作ったり、仕事で成功させたり…と、フツーに楽しい事をさせる以外にも、独自の世界を作る事が出来たので、ストーリー仕立てに出来るのが醍醐味でした。その例として、私が友人の世界をゲーム内で再現させて、金と欲に塗れた寺の話を作ったりしていました。鬼畜な遊び方をしてる人が多かったので、私の内容はそれでも可愛いもんでしたけどね。キャラが死ぬと骨壷になり、骨壷は売れるので、大量に骨壷を作る方法とかもあったりして…。方法は簡単です。人を大量に置いて部屋の中に入れ、出口を無くして、火事が起きるように仕向けます。そうすると…。ゲームとは言え怖かったのでやりませんでした…。嘘です。一度だけやりました。墓が作りたくて。骨壷は外に出すと墓になるので…。墓があると夜中にオバケが出るので、遭遇するとキャラがビックリしますけどね。
そんな感じで自分で創作する楽しみがあるゲームです。足りないものは作ってる人を探してダウンロードさせて貰うのが常でした。私が自分のHPを作るきっかけになったのもこのゲームです。

で、このゲームの1番の特徴は、ゲーム内で使うものの殆どを自分で作れると言う所です。
キャラの顔はサイズを合わせた画像を用意して、元画像に貼り付けてフォルダに放り込めば使えます。壁紙や床は画像を用意すればツールですぐに出来ます。家具や置物の類はちょっと面倒で、テクスチャーとなる画像と立体感を出す為のモノクロのレイヤー(メッシュ?忘れたのでレイヤーと言う事で)が2種類必要で、しかも前方左右と後方左右の画像を用意する必要があったので、最初はレイヤーも一枚自分で作らねばならず、それが結構面倒でしたが、そのうちツールが出て画面上に出るテクスチャーだけで良くなりました。尤も一方向だけでも作れましたけど、向きが変えられないので使い辛くなります。またもともとあるオブジェクトのレイヤーをそのまま使えるデザインにすれば、面倒臭さは減ります。面白くないですけどね。
私は主に家具等のオブジェクトを作って提供していました。最初のうちは壁紙や床を作ってましたが、チャットで「屋台が欲しい」と言っていた人がいたので、作ってみようかなと思ったのが始まりで、結構悪戦苦闘してしまいました。手伝って下さった方もいて何とか完成し、苦労して作ったら人にも提供したいと思うのが人のサガ。自サイトで提供したらヒットしまして、余り人が作らなさそうな和のオブジェクトをいろいろ作ってました。屋台とかアルマイトのヤカンとか仏具とか…。アニメーションまでは作らなかったので、動きに見合うオブジェクトを基に作るか、全くの飾り物にするかしていました。
今でもメインサイトでダウンロードは残してますが、サーバーの仕様変更で観れなくなり、その後の手直しでそこまで手が届いていないもんだから、形跡しか残ってません。数が多いので今自分用のPCがないからめんどくさくて…。

拡張版は全て持っていますが、「SIMS2」になってからは友達から借りて多少遊んだものの、買ってもいません。今は4まで出ている様ですね。アプリでも出来たのでちょっと試してみましたけど、ちょっとで終わりました。

このゲームのお陰で友達が出来、海外在住の人とも仲良くなれましたし、イタイ経験もして、いろんな事を学びました。遥か昔の事の様で今となっては懐かしい思い出ですが、今でもその事が私の中で大切な原点の一つになっています。それで残しているのが別館の「Marine Snow」と言うサイト・ネーム。表に出れなくなって隠れ家的にサイト運営した名残りですが、今は立派に表です。あの時のゲーム仲間はもうやってないと思いますが、棚の中に仕舞ってある「Sim People」とその拡張版は、PCが壊れたからもうやらないかもしれないけれど、思い出として残しておきます。箱がデカ過ぎて邪魔だけどな…。

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