逃げ若 第15話 尊氏
第15話は足利尊氏と言う人物についてが紹介されています。
実在の尊氏についてはこんな感じです。全然詳しく無いのでwikiの引用で…。
足利 尊氏(あしかが たかうじ)は、鎌倉時代末期から室町時代(南北朝時代)前期の武将。鎌倉幕府の御家人。足利貞氏の次男。室町幕府初代征夷大将軍[2](在職:1338年 – 1358年)、足利将軍家の祖。姓名は源尊氏(みなもと の たかうじ)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/足利尊氏
この作品においてはカリスマ性の高い、表と裏の顔がある人物として描かれてますが、実際の所は繊細な性格だった様で、双極性障害の可能性を示唆した人もいる様ですが、否定されてもいるので、実際の所は何とも言えません。
夢窓疎石(むそうそせき)と言う当世きっての禅僧は尊氏を以下の通り評しています。
- 心が強く、合戦で命の危険にあうのも度々だったが、その顔には笑みを含んで、全く死を恐れる様子がない。
- 生まれつき慈悲深く、他人を恨むということを知らず、多くの仇敵すら許し、しかも彼らに我が子のように接する。
- 心が広く、物惜しみする様子がなく、金銀すらまるで土か石のように考え、武具や馬などを人々に下げ渡すときも、財産とそれを与える人とを特に確認するでもなく、手に触れるに任せて与えてしまう。
本当の所は判りませんが、歴史の流れを見ていると、人が良く優柔不断な所があったのかなと言う感じがします。
だいたい歴史は勝てば官軍負ければ賊軍で、真実度外視でどうにでも言われます。人が良くて性格が人を惹きつけた事で成功した部分と、人が良過ぎて決められず、周りを振り回してしまった事は真実だと思うので、そこから推し量れば特にカリスマがあった訳でもなく、裁量があった訳でもなく、平凡に繊細で優しい人だったのかなと言う気がします。
こんな判り易い記事があったので、ご紹介しておきます。
調べれば調べるほど、この作品の尊氏とはかけ離れてる感じがします。
ただもし双極性障害の仮説を取り入れたとすれば、テンションMAXの時に物凄い事しそうなので、満更違ってもいない気がします。時行の立場から観れば裏切り者である事には間違いないのですし、目線を何処に置くかでも変わってきます。
全体的にどのキャラも設定を際立たせて面白くしている作品なので、これはこれで良いと私は思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません