「花田少年史」からの考察
再放送やっていて、録画してあるのに思わず観てしまいました。
昭和の良き時代ですね。事故で死線彷徨って蘇った一路は、髪が生えてこない代わりに幽霊を観る様になって、幽霊達のお願いをイヤイヤながらに受けると言うホッコリした内容。
時代設定が私が一路の年齢と近くて(歳がバレる)、田舎に行くとこんな感じでした。アニメは原作にかなり忠実に描かれていると思います。絵面もそのままなのはもともとアニメにしやすい画風なのかもしれないですね。
原作者の一色まことさんは女性との事ですが、鬼滅の刃の吾峠呼世晴さんも女性と言われています。女性が描くマンガはやはり男性と視点や感覚が違うなと感じます。男性はやはり男性の弱さを負い目の様に感じて克服しようとする描写が多く、女性の場合は弱さを隠さない描き方が多いです。炭治郎や善逸が豪快に泣いたり、子供とは言え一路が幽霊を怖がったり泣くシーン等…。弱さに負けないとは頑張っても無理はしてない。これがヒロアカだとデクはすぐ泣くし最初のうちは弱いけど、弱さは封印して戦ってるうちに克服するみたいな…。デクより爆豪の方がわかりやすいかも。一路は子供なので描写もわかりやすいですが、この主人公はとても子供らしい子供を観ている気持ちになります。女の母親目線なのかもしれませんね。女にとって子供は子供ですが、男にとっては子供は子供でも一個人である感じがするのです。なので描写の仕方も微妙に違い、そこが面白いのだろうなと。
一路は悪ガキだけど根が優しいから憎めない。何だかんだと周りも優しい。殺伐としてる様でホッコリするのは何故だろう。昭和って戦争含めいろんな事があっていい時代とは言い切れないけど、それでもいい所はいっぱいあったんだなぁと、昭和で長い時間過ごした私は思ったりします。
あ…。このアニメはオープニングが最高なの言うの忘れてた。
Backstreet Boysの「The One」と言う曲を使ってます。このコテコテ昭和のアニメにBackstreet Boys!!
誰が選曲したんですかっ!このミスマッチの様な選曲が凄い合ってるのにびっくりしました。
「僕が君の唯一の存在になるよ」そんな優しい歌詞と心地良いテンポのメロディが手書き風のアニメに沿って流れる最高のオープニング。大好きです。
ちなみにエンディングもBackstreet Boysの「Drowning」と言う曲を使っています。こっちはしっとり系ですね。余韻が残るいいエンディングです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません