夏目友人帳を読み直す

映画「石起こしと怪しき来訪者」は1月18日の時点で、国内映画のランキング7位になっていましたが、安定した良い作品だなと思ったので、改めて原作を読んでみました。

そう言えば、「LaLa」3月号には夏目友人帳のドラマCDがついてたのを、すっかり忘れていました。
買おうと思うので、聞いたらまたレビューします。

「夏目友人帳」は作者の年齢が少し落ち着いた年齢と、熊本在住と言う特徴からか、良い意味での田舎な風景や背景が、歳とってきた私にも懐かしさを感じさせる作品です。登場人物達も、都会の今どきの高校生ともかけ離れていて、安心して観ていられます。
最初はアニメで何度も再放送されているのを、とにかくハマる作品を増やしたくない私としては、観たらハマると思って居たので避けていましたが、観たらやっぱりハマって単行本まで全員オトナ買いしました。中古でw。

繊細なタッチで如何にも少女漫画って感じの描画ですが、背景が熊本の実際にある風景をモデルにしてるようで、モデルがあるからかしっかり描かれています。アニメで見慣れた目で原作を読むと、人の区別がつき辛いのはあって、妖達以外はパッと観ると田沼が的場に見えたりします。髪の色がアニメでは変えてるのは何ででしょうかね?原作は灰色と言うより銀色っぽいです。それもいいと思うんですけど、アニメにすると老けて見えるとか暗くなるとかそんな理由なのでしょうか?レイコもですけどね。
アニメ先行で原作を読むと声優さん達の声で読んでしまいます。ニャンコ先生なんてもろ井上和彦さんの声で「なつめぇ」ってなりますしねw。夏目の声はサンプルボイスから緑川先生がチョイスして神谷浩史さんになったそうですが、夏目のイメージで神谷さんを観ると、かなり毒舌でズバッと物を言う方のようなので、落差を感じます。さすが役者さんですね。原作はアニメ以上に夏目が繊細に感じますから、神谷さんの静かな優しい話し方がぴったりかもしれません。

何となく話がアニメよりになってしまいましたf(^_^;)。
劇場版の「石起こし」は21巻82話、「怪しき来訪者」は24巻97話・98話にあります。「石起こし」については忘れていたので「あ〜これね」って感じでしたが、「怪しき来訪者」は好きな話だったので、多少の変更はあってもほぼそのままの内容だったと思います。しいて不満を言うなら劇場版は短くなっている所でしょうか。三篠が人の姿しているのは初めてで、田沼が重要になってくる作品なので、原作の長さでやって欲しかったです。この劇場版が良いと思った方でまだ原作を読んでない方は、原作を読まれる事をお勧めしたいです。

早く「夏目友人帳・漆」をやってくれないかなー。この辺の作品はいろいろと面白いです。
的場も微妙に変化して来てるのを感じるので、アニメ化が待ち遠しいです。

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