映画「大魔神」

正月に旦那が普段観れないチャンネルが観れたからと録画しておいた「大魔神」を観ました。

1966年大映の作品です。

名前だけはよーく知ってましたが、観たのは初めてです。
モノクロだと思ったらカラーでした。でもかなり落ち着いたトーンなので後からつけたものかと思ったりしましたけど、ポスターに「総天然色」とあったので、カラーで間違いなさそうです。

時代劇は昔の作品の方がリアリティがあって好きなのですが、この作品も時代背景が現代ではないので、同じ様な感じで観れました。今の時代劇は綺麗過ぎる映像に意図的にフィルターをかけてリアリティーを出してますが、昔の作品はそのまま綺麗じゃないのがリアルです。昔の日本は草履で未舗装の道を歩くのですから、足袋が汚れてて当たり前だし、着物も埃塗れになってて当たり前です。昔の作品の時代劇は足袋が汚れたままなのが多いですが、今は真っ白ですからね。汚れててもわざと汚してるのがわかります。
まぁそんな事もあってか、全然今でも遜色なく見る事が出来ました。奇を衒う様な仕掛けもなくシンプルな特撮なので、そんなに違和感もありませんでした。
内容も時代劇らしいシンプルでわかりやすい内容で、全体的に良く出来た映画だと思いました。
しいて言うなら領主の息子の子供時代を演じる子役の子の声がやたらデカいw。逃げてる最中にそんな大きな声で話したら即見つかるってレベルでした。出ている役者さんで知っているのが藤巻潤さん位しかいませんでしたが、さすがに若い!!最近見ないと思っていたらもう御年86歳にもなられてるんですね。比較的最近までお芝居されていた様ですが、情報が途絶えてるのでのんびりなさってるのかもしれませんね。

一時期よく調布の大映撮影所前を通ったのですが、大魔神の像があるなんて知らなかったので見た時はびっくりしました。さすがにリアルタイムの世代ではないのですが、それでも子供の頃に柔和な顔から怒りの顔に変わる時の仕草を真似する子がいたりしたので、インパクトだけは相当なものだったと思います。
怒り過ぎて悪政の被害に遭ってる可哀想な村人まで蹴り飛ばしちゃったのはやり過ぎだよーと思いましたけど😅
温厚に見える人ほど本気で怒らせると怖い見本は我が家にも居ます😓。
今度から旦那の事を大魔神と呼ぶかな・・・w

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