ものまねとコピーについて -後編 KINZ&K-ingさん-

前編ではものまねについて語ったので、後編はコピーについて語ります。
最近ハマったKINZ&K-ingさんを取り上げます。

KINZ&K-ing(KINZとK-ingと読みます)さんは7人のバンドで、バンドについては「時勇人」とも冠されています。個人活動されているミュージャンで、全員CHAGE&ASKAさんをリスペクトしている事から結成されたバンドです。ASKAさんの地元・福岡近郊での活動が多いので、東京在住の私は知らなかくてものまね番組で初めて知りました。
K-ingさんのASKAさんとまるで似てない顔と体型で、どうしてこんなに似せられるのかが不思議でそれが衝撃的でした。それに私と仲の良い友達にそっくりで…w。恐らく同じ位の身長だし体格とかまで似ていて、声も似てる気がする…って事は同じ声出せるんじゃないかと試してみたいと思ったりしました。よく通るデカい声出せるし・・・K-ingさんの真似出来るかも∑(゚Д゚)。
また話がそれた・・・💦

メンバーについては公式サイトで見てみて下さい。

活動はもちろんブログやらなんやら拝見させて貰うと、本当に「ASKAになりたい」を実現しちゃった人達なんだなって思います。私個人としてはそこまでチャゲアスを好きな訳ではないのですが、同じ曲を聴いても本人よりコピーであるKINZ&K-ingさんの方がスッと心に入ってくるので、それが不思議でオリジナルと聴き比べると言う作業が繰り返されています。ものまねが何処まで似てるかを聞き比べてるのではなく、この感触の違いを確認している感じです。

コピーしている人達は本人を真似たい訳ではなく、超えたい訳でもなく、本当にただ好きなだけなんだなって思いました。
私もバンド経験が少しありますが、コピーの方が多く、その半分位はスタレビで、アーティストが好きで、曲が好きで、バンドでやるなら同じバンドと言う形で歌いたいと思って歌っていただけでした。バービー人形が好きで整形を繰り返して似せ続けている人がいました。「好き」は「なりたい」と紙一重で、それでも超える事が出来ないからこそ魅力に取り憑かれるのだろうと思います。
その副産物として、私みたいにコピーした人自身に見つけたオリジナルが好きと言うファンもいるのでしょうね。

それぞれ活動されていますが、一番わかりやすい所でK-ingさんはCD出してます。

K-ingさん公式Twitterより

アルバムを毎回最初から最後まで飛ばさずに聴くと言う私にしては珍しい一枚です。
シンプルでいて心地良い出来上がった音楽だなって思います。演奏はバンドメンバーにプラスαされてるので、クオリティもバンドと同じです。アレンジも好きなんですけど、K-ingさんがアレンジしてるみたいですね。
曲や歌い方に影響は感じるものの、チャゲアスとは違うオリジナルの世界観です。
地声の方が少しハスキーかな?そのハスキーさがあればもっと似るかもって思いますけど、そのハスキーさが出ないのは丁寧に歌ってるせいでしょうね。どんだけ大事にしてるんだよ😅って思いますw。これ絶対彼女がヤキモチ妬くレベルだなとwww

「ゆれながら」ご本人お気に入りの一曲だそうです。

オリジナルって難しいです。
認められないとお金にならないから、より良いモノを作りたくても環境が整えられない。ましてや最近はCD等の媒体は売れず、配信は殆ど儲からないと言いますから、どんなに良いものを作ってもなかなか世に知れる事がありません。
YouTuberとして名を馳せる事が出来れば道も開けますが、そのYouTubeも今や飽和状態。本当にどれもこれも難しい時代で大変だなって思います。
だから不本意であったとしても認知度を上げる為に機会があったならテレビ等で知って貰うと言う行為が必要になるんですよね。

好きなアーティストのものまねやコピーされると、観る側の目は当然厳しくなります。とにかくイメージを崩されるのが一番嫌なので、歌が上手い事が前提。似てても歌が下手なら言語道断、二度とするなって言われます。
ユーミンさんの歌唱力が高くないからって同じ歌唱力でやったらファンから張り倒されます。ユーミンさんは曲そのものの魅力や雰囲気の魅力が大きいから歌唱力も魅力となるのです。上手けりゃ良いってもんじゃないのはその辺です。
だからこそものまねもコピーも歌が上手い事が大前提。ましてやそのアーティストをリスペクトしている人達が、己れの下手を許す訳がなく、誰より厳しいのは本人達であると思います。
数をこなさねばならないものまねだと何処かで妥協しながら続ける事が必要になりますが、一つしか追っていないコピーはとことん突き詰められます。
新しいものを開拓してレパートリーを増やしていく事がものまねなら、何処までも近づくだけで重なる事のない作業を繰り返すのがコピー。これがコピーとものまねの違いだって思います。

ちなみにこの記事を書こうと思ったきっかけは、コメントに他の人と比べて似てるとか似てないとか言う評論していた人を見かけたからです。似てるだけならきっと他にも似てる人はいると思いますが、そうじゃないんだよなって思ったので、Twitterでも呟きましたが、足りないのでここにまとめました。
内容が他の記事と重複してる所があるのは承知ですが、そこはごめんなさい💦

私は歌が上手い人は尊敬しますが、ただ上手いだけの歌には興味湧かないです。
ものまねだろうが、コピーだろうが、下手だろうが何だろうが、聴いて感動した歌、それにしか興味ないです。
歌だけでなく演奏もですけどね。
私的には松浦航大さん、KINZ&K-ingさんは今どストレートに推している人達です。
松浦航大さんは東京でのイベントがあるので行けるのですが、KINZ&K-ingさんは拠点が九州近郊なので、なかなかこちらにまでいらして頂けないのですが、出来る範囲だけでもしっかり応援していきます。

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