「芥子の花」バブル期のマンガ

2021年2月25日

のがみけい「芥子の花(秋田書店)」ボニータ・イブ・コミックスに1983 から1989年に掲載された作品です。

時期的にちょうどバブルの頃ですが、内容もバブリーです。
頭脳明晰・スポーツ万能で容姿も最高の樋口洋介が、女を利用してトップにのし上がるストーリーがバブルです。
洋介が駆け出しの頃は、後に秘書となる岩瀬美和子の目線から始まってますが、だんだん美和子の心の声が減ってきて、最後は殆どなくなります。阿吽の呼吸と言う所でしょうか。美和子は本当に女の私から見てもホレボレするいい女です。強くて優しくて頭もキレて…。こーゆー女になりたかったですけど、早いうちからなれないって思いましたね。もうお喋りって時点で無理でしたw。

私が今でも女性物のマンガで所持してるのはこれ位です。洋介が学時代を描いた番外編の「風のソナタ」もあります。最後に洋介は死んでいるので続編はないと思ったら、息子が主人公に変わった「帝王の門」と言う作品が出ていたのを知って、揃えたのややもありますが、全5巻と言いつつ話が中途半端で終わってるので、続きがあるのだろうかと気になってます。

のがみけい先生の作品はまず絵が綺麗です。女性特有の繊細なラインはありますが、不安定では無いので綺麗に見えます。しいて言うなら厳ついとかガラの悪い感じの男性は描くのが苦手みたいですけどね。でもそんなキャラ、頻繁に出てくる訳では無いので大して気にならないです。
政治的な話・経営・駆け引き等の話も出てくるのですが、そう言う話は女性マンガには余りありません。でも小難しく書かれてないのでサラッと読めるので、結構面白いです。小難しくはなくてもこの内容は私には書けません。土台が足りない。人間模様も結構ドロドロなのに、そうじゃない話も多く取り込んでるので、全く胸焼けせずに最後まで読めます。
全体的にオシャレで、内容と絵面の綺麗さで私的にはずっと手放さずに持っています。

続編ではバブルが弾けてるので内容がちょっと変化して、当時はなかった仮想コインとか出て来ますし、仕事の仕方も変わってます。ただ話の本筋である主人公・岩瀬洸洋の双子の妹が行方不明のまま終わってるのが2009年。もう11年も経ってるので次があるのかどうかも不明。のがみ先生も結構もうお年だと思うので、大変だとは思うんですけど、是非続きを読みたいです。

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