劇画って?

私が過去に読んだ本は「劇画」と呼ばれたものが多かったです。
何となく理解していた「劇画」ですが、よくよく調べるとちょっと違ってました。

げき‐が〔‐グワ〕【劇画】 の解説

漫画の一形式。ストーリーをもった漫画のうち、描線が動的で、画面の遠近のとり方や背景の描き方などが写実的なもの。筋立てのおもしろさ・現実性を主眼とする。

goo辞書より https:/M/dictionary.goo.ne.jp/word/劇画/

私がマンガを読み始めた頃は既に劇画の人気は落ち始めていた様ですが、「週間少年マガジン」には結構掲載されていて、それを読んでいたので作品を多く知ることになったみたいです。「週間少年マガジン」は手塚治虫先生とのトラブル(W3事件)に、当時の編集長が反発して劇画を多く掲載して発行部数を伸ばしたエピソードがありました。余談ですが、手塚先生は劇画が流行っていた頃は、自分の画風に悩んだと言いますが、さいとう先生の話から考えれば、悩まなくて良かったはずなのに…と思ってしまいます。
私が読んでいたのは時期的なズレはありますが、週間少年誌は「チャンピオン」「ジャンプ」「マガジン」と読んでいて、気付けば劇画と呼ばれる作品は結構読んでいました。

劇画という名称は1957年(昭和32年)末に辰巳ヨシヒロ先生が、新しい漫画のジャンルとして「劇画」という名称を使い始め、漫画制作集団「関西漫画家同人」を結成したそうです。
当時メンバーの一人であったさいとう・たかを先生のお話によると、もともと絵面そのものは何でも良かったそうです。ただ黎明期を支えたメンバーはさいとう先生だけが今に残っているので、さいとう先生=劇画となってしまったみたいです。私もああ言った画風が劇画だと思ってました(汗)。違ったんですね。
どちらにしても最近では低迷している様で、余り劇画って聞かない気がします。その中でも先述のさいとう・たかを先生がさいとう・たかを劇画文化財団を作り、文化の継承をされています。その中にあった「さいとう・たかを賞」を受賞されていた方の中に、「約束のネバーランド」がありました。画風は関係ないと仰っていたのがそのままですね。

愛と誠

原作:梶原一騎・作画:ながやす巧 週刊少年マガジン(講談社)1973年〜1976年

元インド首相ジャワハルラール・ネルーの娘への手紙「愛とは戦いである…」から始まる、高校生のセレブのお嬢様とヤンキーの壮絶な純愛ものです。
実写版でテレビ化・映画化もされましたが、2012年にまた妻夫木聡さん主演で映画化されたので、若い人でも知っている人はいるかと思います。観てませんが時代的にもうかなり古い感じが否めないので大丈夫だったんですかね。
私はながやす先生の絵が好きです。作家と作画が分担されているとは言え、こんなに細かくよく描けるなぁと思いながら読んでました。こんなのばかり読んでいたから、下手な絵を観ると「下手くそ」とか言ってしまうんですけどね。この作品を読んでいると、マンガの世界が二次元に見えなくなって、自分が引き込まれる感じがします。絵が下手だと何処まで行っても紙にしか見えなくて、上っ面しか入って来ないから内容も心にはまらない、つまらない…となります。本当にこのマンガは引き込まれました。また読みたい気持ちが沸々と湧いて来たりします。全巻持ってたのに、きちんととって置けば良かったなぁ。

ドーベルマン刑事

原作:武論尊・描画:平松伸二 週刊少年ジャンプ(集英社)1975年〜1979年

そのままアクション刑事マンガです。一時期ハマりました。実写版でテレビ化もされました。なんか格好良かった事位しか記憶にないですが、単行本も買って読んでました。

北斗の拳

原作:武論尊・作画:原哲夫 初出版・週刊少年ジャンプ(集英社)1983年〜1988年(以降も様々な媒体で掲載)

まぁアニメ化されて有名どころですよね。女性は綺麗で好きですけど、男性の画風はあんまり好きじゃないです。でも途中まで読んでました。今となっては声優・神谷明さんの「アタタタタ…!!!」の方が浮かびます。敵キャラが派手に爆発するので結構グロくて、鬼滅の刃どころじゃないかもしれないです。少年誌なのに何気にグロいの好きなのかな、ジャンプは…。何が良くて読んでたのかは覚えてません。

カムイ外伝

原作・作画:白土三平 少年サンデー(小学館)1965年〜不定期

抜け忍のカムイが孤独に逃げ続ける話です。アニメ化されたのを再放送で観て好きになり原作を読みました。その前に何故か小学生の頃に学校の体育館でアニメを観ました。当時は内容がよく判りませんでした。あれは何だったのだろう?授業のつもりで観たけど…。2009年に実写化されてますね。全然知りませんでした。
私は最初「カムイ伝」を読んで「カムイが出て来ない」と思ってました。そしたら登場人物の一人である「カムイ」だけを取り上げた作品が「カムイ外伝」だったと後から知りました。
アニメなんて観ない父が意外にも好んで観てました。これも劇画に属するらしくて、内容は確かにそんな感じですね。だからマンガやアニメに興味皆無な父でも好んで観たのでしょう。再放送で観た時は既にオトナだったので、内容が渋くてオトナ向けだなぁと思いました。小学生に観せてもそりゃよくわからんわー。原作も落ち着いて読める渋い作品です。

実験人形ダミー・オスカー

原作:小池一夫・作画叶精作 GORO(小学館)1977年〜1984年

二重人格の人形師の話ですがまぁ内容がエロくて、GOROを買っていた兄の部屋で何気なに読んだら面白かったので、たまにコッソリ入ってコッソリ読んでました。ので、全部をちゃんと読めた訳ではないです。雑誌そのものはそこまでエロくありませんでしたが、ローティーン思春期真っ盛りの女の子が買う本ではなく、たまに兄のをコッソリ観るのが精一杯でした。無造作に置いてあったし。
如何にも劇画な感じで、色っぽいおねーさんがいぱーい出て来ました。画風の刺激が強過ぎて内容はあんまりよく覚えてないんですけど、レビューに書かれている様な事はしっかりと記憶に残ってます。いろんな意味でインパクトは強い作品ですね。今読んでもあんなにエロいって感じるのかなぁ…。まぁ間違いなく内容はエロいですけどね。
こんなの読んでたら、少女マンガ読めませんよね、あはは…。


こんなところでしょうか。

劇画を描く漫画家として水島新司先生の名前が上がっていました。確かに劇画っぽい内容の作品があるのでそれかなと思いますが、水島先生はそれより何より野球漫画のイメージの方が強いので、あえて入れませんでした。「あぶさん」とか「野球狂の詩」なんかは野球の話だけど、所々そんな劇画チックな内容ですよね。

他にも「巨人の星」川崎のぼる先生や「コブラ」寺沢武一先生の作品は、そのアニメなら観ましたし、原作も少しは読みましたが、余りちゃんと読んでないのであえて入れませんでした。

「約束のネバーランド」が劇画と言うのであれば、ヒロアカも劇画と読んでいい気がする…。

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Posted by Youmay