松本零士作品の感想(アニメ化作品)

2021年4月30日

1980年前後頃、松本先生の作品や原案が多くアニメ化され、一大ブームとなりました。
そのど真ん中にいたアニメ好きの私は、兄が多く松本先生の作品を持っていた事もあり、松本作品にハマりました。
で、昨日物凄く久しぶりに劇場版の最初の「銀河鉄道999」を観ました。
とりあえず今回はそのアニメになった作品についてです。但し松本先生がマンガとしても描かれている作品に限りますのでご了承下さい。

宇宙戦艦ヤマト(1974年)

言わずと知れた作品ですが、原案は西崎義展さんなので完全な松本作品とは言えませんが、制作に結構関わっていたと言いますし、この作品抜きで松本アニメを語る事は出来ないので取り上げました。

最初は人気がなく、再放送を重ねて大ヒットした作品ですが、私はリアルタイムでは観ていません。兄の友人が観ていて面白いと言っていたそうですが…。大ヒットになる直前位に観た感じです。
アニメを観てからマンガを読んだら「汚い絵だなー」と思いました。メカは物凄くキッチリ描かれてるのに、人物画のラインが汚い…。それでも面白かったのであれこれ読み始めましたけどね。

ヤマトは「さらば宇宙戦艦ヤマト」までは良かったんですけど、その後微妙に内容が変わって幾つも作られ、よく判らなくなりました(;´д`)。
「さらば…」では友達が号泣し、主人公・古代が反物質のテレサと特攻してしまう事が心にずしっと残ったんですけど、テレビ版になったらテレサと島が仲良くなって一緒に死んでくし…別物やん…って。
もうその後の作品はパラレルワールドが繰り広げられてる感じで、西崎プロデューサーが他の作品が上手く行かず、この作品にしがみついてる様に思えて観るに耐えなくなりました。
比較的最近になってリメイクされましたが、キャラの絵面が変わってしまっているので別物にしか思えず、全く観ていません。主題歌も何故にこの人達?って…。ALFEEが嫌いな訳ではないですが、声質の高い歌い手に合わせてキーを高くしてしまっているので、ささきいさおさんの重厚感ある低音に聞き慣れていた私には、軽過ぎて違和感でしかなかったです。ささきいさおさんのあの声は、今尚お年を召しても健在でびっくりしましたが、それでも変えたのは仕方ないと思いましたが、雰囲気まで変えなくても良かったのではなかろうかと思ってしまいます。まぁ初期作品を知ってる者ならではの発想ではあるでしょうけれど。

戦前生まれの父と唯一アニメ絡みで会話出来たのがこのヤマトでした。普段テレビはボクシングとニュースしか観ない父親が、戦争ものドキュメンタリーをやっていると観ては、自分の体験を話していたので(若過ぎて出征はしてませんけどね)、ヤマトについては聞けば喜んで知っている話を嬉々として教えてくれたので、そんな思いでもある作品です。

宇宙海賊キャプテン・ハーロック(1978年)

ハーロックは松本作品にはあちこちで出て来ますが、主役はこれだけです。って言うのも変な感じがしますが…。
ハーロックが登場する作品は宇宙ものだけでなく、西部劇的な作品にも出てくるのですが、だいたいトチローとのセットで、トチローの方が主役級で、ハーロックがメインに来た作品はこれ以外私は観てません。この作品にもトチローは出て来ますが、心と言うか魂としてしか出ていないので、トチローが生きているうちは、ハーロックは主人公にはなれないと言う事なのでしょう。まぁだいたい松本作品ではイケメンは主役になれませんからね。イケメンはイケメンなだけで華があるからって事なのかもしれません。松本先生はそう言うお考えを持つ方だと思うので。

あ、アニメ版では「まゆ」と言うトチローの娘がいました。トチローの娘って事はエメラルダスの娘って事になってしまいます。エメラルダスが娘を一人置いて宇宙を放浪するって事?松本先生がこの辺りの改変で激しくぶつかったと言うのも頷けます。愛する人の子供を一人置いてくなんて事、エメラルダスはしないです。きっと。
原作を読んでいるとこの辺の改変は違和感を感じます。ただ声優さんは良かったですね。私はミーメが好きなんですけど、小原乃梨子さんのマッタリした話し方は合ってた気がします。放映当時はどうしてもドロンジョが浮かんでしまって、合わないと思ってしまいましたけどねf(^_^;) 。
あとこの作品にも出て来ますが、あちこちに出て来るトリさん、大好きです。見た目が貧相と言われてるキャラには、だいたいトリさんかナニカがついてますからね。トチローの死後はハーロックの肩に何時も乗ってます。口を縛っている布切れがサルマタだって知ってる人は、アニメしか観てない人は知らないかも…。サルマタ自体知らない人も多いでしょうけど…。ガバガバしたトランクスみたいなぱんつの事です。ってどうでもいい話ですみません。
トリさんは目ん玉のないちっこい目に表情がいっぱいあって、アニメではそれがわかりやすくなってました。
設定はあちこち改変されてましたが、アニメはマンガありきの方でもそれなりに楽しめたのではないかと思います。

銀河鉄道999(1978年)

テレビ版と映画版では哲郎の年齢設定が変更されてる作品です。

改めて映画版を観て、最後の所で内容が変わってるんだなーと思いました。多分映画版の公開時はまだ最終回にはなっていなかったからと言うのが影響していたのではないかと思います。それでも最後に機械化帝国を倒すストーリー展開は変わらないので、今考えると凄いですね。鬼滅の刃で無惨倒す映画を先にやっちゃう様なものです。鬼滅は今それをやっても原作終わってますからネタバレではありませんが、999の場合は終わってませんでしたからね。
原作では哲郎がネジになって、メーテルがネジにお別れのキスをして取り付けられるけど、実際はただのネジだった…ってなってる部分が違います。でもそれって尺がある分丁寧になってるだけにも取れる違いなので、かなり先にネタバレさせたって事になります。うーん、ヒロアカでも結構映画でびっくりした内容があったりしましたけど、流石にそこまでネタバラシされてない。停車駅での出来事が哲郎を成長せていくスートリーだからと、松本先生は気にされなかったそうでずが…凄い。

ただ松本先生は戦いはハッピーエンドでも、恋愛とかのハッピーエンドは描かない主義そのまま、哲郎とメーテルが離れるのは切なかったです。結局その後も何度か会ってますけどね…。

他、これもアニメ化されてたね作品

新竹取物語・1000年女王(1980 年)

潘恵子さんとスラップスティックが歌っていたイメージ・ソングが最も記憶されてますが、内容については全く把握してません。原作も読んでないのですが、999のプロメシュームと繋がっている話だと言う事で…。観れたら観てみるかな…。

クイーン・エメラルダス(1998年)

エメラルダスの声を担当している田島玲子さんって、最初声優さんだと思ってたんですけど、テレビのサスペンスものでよく暗い役されてるのを観て、声だけじゃないんだーと思ったりしました。落ち着いていて何処となく陰のあるはエメラルダスそのもので、ピッタリだなって思います。
松本先生が女性キャラに言わせる定番の「私は×××、○○な女…」みたいなセリフ、エメラルダスも言ってます。顔の派手な傷が女としてはあり得ない位酷いですけど、エメラルダスはカッコいい。これだけカッコ良くなれるなら、傷があってもいいと思いましたよ。原作は数編読みましたけど、アニメはチラッと観ただけなんで、印象はかなり薄いんですけど、大きくイメージを崩されるほどの物でもなかったのではないかと。

ガンフロンティア(2002年)

トチローとハーロックの話が主体の「ガンフロンティア」もアニメ化されてたんですね。つい先程知りました。
原作は面白くて読みましたが、アニメは観てないので、今度やってたら観たいと思います。
結構エロい要素も多かったんですけど、放映時間は遅かった様なので、問題はなかったって事でしょうか。トチローの娘探しと言う別要素が加わっていたらしいです。ハーロックのまゆと同じ傾向性やん…。


松本先生の原案だけならアニメは大量に放映され、「惑星ロボ・ダンガードA」とか「SF西遊記スタージンガー」とかいろいろ観たんですけど、松本先生の作品とは言い切れないので、ヤマトを除いて純粋に先生の作品をアニメ化したものに限定しました。
今回はあくまでアニメ版の感想と言う事で、マンガについての感想はまた改めて載せます。

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